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お前を月まで飛ばしてやるよ

子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)
(2008/05/15)
辻村 深月

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住む場所とかが変わっても何が何でも持っていくんだってのは、どんな人にも少なからずあるはずだと思うのです。
わたしの場合はこの一冊。前に貼った気がしないでもないですけど(笑

ジャンル分けするならミステリーなんだろうけども、単純なミステリーとは違う濃さがあります。
タイトルにある子どもというのは、学生から社会人になろうとするすんでの人物たち。

彼らは本当に普通の学生で、友人も普通にいて、普通に恋愛を楽しんでいる。ネット世界で言えば完全無欠のリア充です。
でもですよ。彼ら彼女らの持ってる悩みってのは、本当に現実の世界でどこにでもあるようなことだと思うのです。

登場するヒロインの性格はわたしはあんまり好きにはなれません。でもどんな性格か、と聞かれると一言じゃ説明がつかない。

ツンデレとかそういうのとはまるで次元が違います。傲慢で執着心があってエゴもある。
友人がいるんだけれども、仲はとってもいいんだけど、それでも彼女らは満足せず、己のエゴをぶつけあいながら、ニコニコ生活している。
そういうのって、本当にどこにでもある話だと思いません?

残虐な殺人ゲームという題材の中、こういう人間模様がこれでもかというくらいに描かれています。
犯人についての動機や描写は正直とても嫌いですけど、それでも周囲を取り巻く人間たちが読んでいて本当に切ない。

歩んできた過程をなかったことにするようなラストは犠牲になった人たちのことを思うとやるせない部分が多いのですが、

――『FLY ME TO THE MOON』 お前を月まで飛ばしてやるよ。

ラストのこの描写で泣きそうになったのは事実。
最後に待っているのは救いでしたというお話。名作です。何度読んでも素晴らしいのです。
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りふどら

Author:りふどら
物書き新社会人。これでも17歳。

数々の留年の危機を乗り越え、新社会人として巣立とうとして右往左往する。そんなブログです。おもに小説、ゲーム、音楽、たまに雑学。そんな感じの記事をあげていきます。

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